手品の種明かし

  • 2007.04.26 Thursday
  • 23:25
手品・マジック・イリュージョン(幻想、マジックの世界だと大物はこっちで呼ぶみたいです)。
いろんな呼び方がありますが、魅せてくれるもの、不可思議な謎を伴い、驚愕の結末をくれるもの。
魅力的な不思議。

それの、種明かしって言うのが、大嫌いなんです。
きっかけは、子供の頃にお父ちゃんがやってた、ちぎった新聞紙を燃やして灰の中からお札が出てくる手品。

子供心に全然分からなくて、凄く不思議で、いつもいつもやってもらいました
どうやってもタネも仕掛けも分からない・・・

お父ちゃんはいつも、全部さがしてごらん、と、謎を探させてくれたんだけど、もう、そこから楽しくて

いつもワクワクして

ちぎったチラシにマッチで火をつけて、その灰を手で握りつぶし
開くと、灰の中からお札が出てくる

今思えば夢のあるお小遣いの渡し方だったんだけど、子供の頃には、こづかいなんて二の次三の次で、目の前で、凄く身近な人間が、いつもの生活には絶対にない不思議なことをやってくれる時間でした
家の中の、ちょっとした夜の団欒が、あっという間に変わる。
子供の頃の感覚の、あの楽しすぎて息が苦しくなるような夏休みの前の日やクリスマスや誕生日に匹敵する、どんなパーティーにも負けない興奮の時間になったんです。

でも、時間が経てば成長するもので。
ある日、分かってしまったんですな。そのトリックを

それは成長の証だけど、確実にドキドキが消えた瞬間でもありました。
寂しい大人の階段の一段だった。

それ以来、美原はどんなことがあっても、手品やマジックの種明かしを見ません。
友人がやる場合も、絶対に聞きません。

ちょっと意地の悪いやつが「俺コレ知ってる」なんていうと、ちょっとテンション上がり目に
「絶対言うな!聞きたくない!終わるまで言わないで。終わっても私には言わないで」と、伝える。

不思議に対する好奇心
謎を解きたい
俺だって、私だって出来る

そういう気持ちも、それはそれで素敵なもの

でも、美原は、感動を与えてくれるなら、それだけでいいの。
すんごいことやってくれるんじゃん?

じゃあもう全力で驚くよ!
でも、ものすごく見るよ?凝視するよ?一番最初に見る時は、絶対解けない、って信じた上で「絶対に見極めてやる!」って期待してみるよ
そして、その上で裏切られたいの。

だって「どうなってんだ!?」って思ってみるのと「ふーん、どうせわかんないだろうけど」って思ってみるのと
同じ様に結果に驚いても、違うと思う。

ちゃんとみて、反応して、え?なんで?どうして?ウソ!?ッて思って、わくわくする
それが、手品へのリアクションだと思うから。子供のまんまなんだろうな。

やる側だって、プロ、人前に出るものの礼儀として、素人が分かるようなミス、しないじゃん?
よしんばしたとしても、それは実は更に大きなトリックやどんでん返しの布石だったりするじゃん?

そういう、きれいにだます力に、酔いたいの
こっちのどんな目も軽やかに抜けて、だまして欲しい

そして、絶対にネタをしりたくない


という気持ちがあるからかどうか知らないけど、友人にしろ、メディアスターにしろ、キャラにしろ、その本人あるいは製作者が意図してこちらに見せている面意外に全く興味がありません。

たとえば私生活・プライベート・オフ

そんなものどうだっていい

人前で見せているものだからこそ、輝く。
作られたものであればこそ、その作りこみに感動する。
素なんていらない
本当の素顔なんて、恋人と家族、その人の友人が知っていればいい
本名とか、実際は、とか執着する気が起きない

キャラなら、キャラに
メディアの方ならば、その役になっている時に、それは公に出しているその人のキャラ、としてもいい
いや、遠い人に限らず、友人でも、ある程度の距離感はみんなあるんだから、常に全てを曝け出さなくていい。見せる部分が人により違っていい。

全ての人間には色んな扉があるんだから、こちらに対しあけてくれている扉から見えるものは全部みたい!
って思う
提供するとしている引き出しならひっくり返して全部みたい!っておもうこともある

でも、そのほかの扉は要らない。
そして、そういう扉なり引き出しなり、多様な人間関係とでも言うのか、そういうものはたくさんあって欲しい

その上で、自分の力で、距離を詰めるなり、出会うなり、年月を経てかえていくなり、若しくは一瞬で「参れ!」「応ッッ」ってなったら、その都度鍵が壊れたり、あるいは扉自体が吹っ飛んで全部見渡せるようになるのかもしれない
引き出しどころかチェストごとひっくり返せるかもしれない

それと別に、どんなに深く永く付き合ったって、最後まで知らない扉、開けたことのない引き出しが残るかもしれない

でもそれでいい

足らないくらいでちょうどいい

だって、だからこそ、そこに興味をもったら努力するもの

自分の成長が足りないのか?
努力か?性格か?仕事?友人?遊び?趣味?
どうなったら、新しくあけられる?っておもう
何がどう繋がるかわからないんだから

まだあけていない扉に対して「この扉はいいや」と思えばそれで、観客でいい
この扉を開けたい!と思ったらそれはつまり、対等で、少なくとも見合うだけの物を持てばいい

同じ舞台に立ちたかったら、己の努力以外ないはずだから

楽屋の素顔なんて、誰に対してもいりません。
マジックの種明かしは見たくありません。

本人達が考慮の末に見せているもの、それが好き。そしてそれだけでいい。
その上で、己の力で動いていきたいから。
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